日本の教育におけるデジタル機器を利用した教育指導コンテンツおよびそのシステムの研究を行う、一社・日本教育デジタルコンテンツ研究協会(JRADEC)は10月12日、教育現場において正しくAIを活用することを推進する新しい組織「教育現場AI活用推進機構」(AIUEO)の設立を発表した。
機構の担当理事として、教育×生成AIをテーマにした教育サービスのプラットフォーム開発を手掛けるみんがくの代表取締役・佐藤雄太氏がJRADECの理事に就任した。
教育現場AI活用推進機構は、教育の質を向上させるためのAI技術の活用と推進を目指して設立。AIがもたらす可能性を最大限に活用し、教育現場における効果的な学習支援や教材開発、学習データの解析など、多岐にわたるプロジェクトを進行する。
同機構は、生成AIと教育の融合の実現を目指し、実際の教育現場での問題解決の一助を担うことを目的としている。また、教育関係者や技術者、企業との連携を強化し、共同での研究開発や取り組みを推進する。
教育現場におけるAIの有効活用は、学習者一人ひとりのニーズに合わせた学習経験を提供するための鍵となる。同機構はその実現のためのサポートを行い、次世代の教育改革に貢献することを目指しており、AIリテラシー教育、学校特化のChatGPT研修、生成AIを活用した教育アイデアコンテスト開催などの多岐にわたるプログラムを展開していくという。