EnglishCentral JAPANは10月1日、英検協会会長を務める吉田研作氏(上智大学名誉教授)、CEFR-J代表でありコーパス研究の第一人者である投野由紀夫氏(東京外語大学大学院教授)、CEFR CAN-DOタスク中心の指導と評価に関する研究に多くの実績を持つ長沼君主氏 (東海大学語学教育センター教授) を招き、学習指導要領と関連付けながらAIがどの様に活用されてゆくべきか、その課題と可能性について研究者や教員と討議し共同研究を呼びかける英語教育セミナーを開催した。
現在、同社ホームページにおいて当日の録画を公開している。
ChatGPTをはじめとする生成AIの学校教育における利活用について、その是非や可能性、課題や影響の大きさに関する議論が交わされている。本セミナーでは、長年英語教育に関わり、言語教育政策の策定や検定教科書の編纂、教室現場における指導の研究に貢献してきた専門家3人が登壇し、AIが英語教育にもたらした変化、将来の可能性や課題を踏まえ、次にくるべき指導や教材、評価のあり方、よりよき学びの姿を模索するための講演ならびにパネルディスカッションを行った。
新しいテクノロジーによって変わりつつある学校英語教育の今後のあり方について、これまでの日本の英語教育の歴史を振り返りながら、英語教員が英語学習者のためにできること
コーパス研究、辞書編纂、語彙指導、CEFR-J、における生成AIの活用事例のご紹介。生成AIを使用するときの注意点と、生成AIを悪用して課題を提出する学生への対策
対話型生成AIでできること、コンピューターによるライティング、スピーキング採点技術、自動採点技術を活かした試験についてのご紹介、デジタル時代に必要な言語コミュニケーション能力
学校現場における英語教育のあり方が大きく変化しつつある昨今、テクノロジーとその技術の進化よって、実現できる新しい英語学習の指導方法と学習者にもたらす効果。またEnglishCentralとの共同研究の可能性
吉田研作氏、投野由紀夫氏、長沼君主氏、松村弘典氏(ファシリテーター)
英語と日本語を織り交ぜた学習や、教員の英語力など、教育現場に携わる参加者からの質問に応える形で各講師が自身の見解を共有し、課題に対する解決策を討議した
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