一社・エビデンス駆動型教育研究協議会（EDE）は、「第3回教育データ分析コンテスト」を開催する。現在、分析用の教育データセットを提供中だ。
教育の情報化が加速し、学習管理システム（LMS）やデジタル学習教材を利用する機会が急激に増えてきた。そのようなシステムに蓄積される教育データを利活用したデータ駆動型教育の実現にも近年期待が高まっている。 一方で、教育データの解析手法や活用手法についてはまだまだ研究段階であり、実際にどのようなデータが学習者から収集され、どのような解析ができるのかなどのノウハウについては、あまり情報が共有されていないのが現状だ。
本コンテストは、実際の教育現場で収集されたログデータを参加者に提供し、実際の教育データを分析、その結果の精度や分析方法あるいは分析の着眼点の斬新さについて参加者間で競争ならびに情報共有することを目的として開催している。
3回目となる今回のコンテストでは、「デジタル教材閲覧行動データ分析による成績予測」に焦点を絞り、より多くの人が参加できるように、評価プロセスの明瞭化と簡素化を行う予定。
提供する教育データはCSVフォーマットで記述されている。 プログラム開発をする際には、データの読み込みや、抽出、集計、可視化などを行う基本処理関数群OpenLAも提供する。
OpenLAはPythonで記述されたライブラリなので、他のPython系のライブラリとも親和性が高く、例えばscikit-learnによる機械学習やPlotlyによる高度な描画などを行うライブラリにも簡単に処理結果を接続することが可能だ。
成績上位者（個人またはチーム）は、2024年3月に開催予定のシンポジウムで発表・表彰する。入賞者には賞状と副賞が贈呈される。
教育データ提供開始 9月14日
チュートリアル 12月頃予定
参加登録締切 2024年1月16日
分析結果投稿締切 2024年1月31日
結果発表・表彰式 2024年3月
◆コンテストの詳細・参加方法等はこちらで確認できる。
