国立特別支援教育総合研究所(特総研)はこのほど、2021~22年度の重点課題研究として取り組んだ「ICT等を活用した障害のある児童生徒の指導・支援に関する研究」(研究代表者・棟方哲弥氏)の成果を公開した。
ICT活用に先進的に取り組む学校を対象にその実践の特色や成果について調査。そのプロセスを解明し、それをもとに、特別支援学校におけるICT等を活用した障害のある子供の指導・支援を推進するための取組に関するガイドブック(ICT推進ガイド)を作成した。
ガイドブックでは、研究で解明された19のチェック項目とそれに対応した取組の実際を紹介。学校の管理職やICT活用のリーダー的立場の教員が、今後のICT活用推進や指導・支援の充実に活かせるように工夫した。また、教育委員会等が、地域の学校の強みや課題を把握した上でICT活用推進のための指導助言や必要な施策を検討するためのツールとしての活用も想定しているという。ガイドブックは特総研のWebサイトからダウンロードできる。
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