福井県高浜町は、すららネットが提供する「すららドリル」を同町の小中学校に導入、9月から約700名の児童生徒が利用開始した。すららドリルの教育データを活かした指導の高度化と業務効率化を目指す。
2024年から全国学力・学習状況調査がCBT化、地域における教育データのデジタル化と分析や活用が本格化する。
同町では、教育分野の変化に対応しつつ、子供の資質能力を育成するための個別最適化された学びを学校教育で実現しようと、AI搭載のアダプティブラーニング教材であるすららドリルの導入に至った。本教材の活用により、児童生徒一人ひとりの個性や取り巻く環境などを鑑み、個に応じた指導を可能にし、学校教育の充実に取り組む。
今回の導入について、同町教育委員会の中畑凜太郎氏は次のようにコメントしている。
「GIGAスクール構想」における1人1台端末整備に伴い、個別最適化された学びの環境を整備するため、高浜町立小中学校の全児童生徒を対象に、デジタル学習ドリルを導入することといたしました。すららドリルを導入することにより、児童生徒一人一人の理解度・習熟度に応じた学びを実現できると期待しています。さらに個別の学習状況を把握することにより児童生徒一人ひとりに応じた学習支援を行うことが出来るようになることから、学力の向上に繋げていきたいと思います。
「すらら」は、小学校から高校までの国語、算数/数学、英語、理科、社会 5教科の学習を、先生役のアニメーションキャラクターと一緒に、一人一人の理解度に合わせて進めることができるアダプティブなICT教材。
レクチャー機能、ドリル機能、テスト機能により、一人ひとりの学力に応じて理解→定着→活用のサイクルを繰り返し、学習内容の理解と定着をワンストップで実現する。初めて学習する分野でも一人で学習を進めることができるのが特長で、学習塾をはじめ、小・中・高校、高等教育機関、放課後等デイサービスや個人学習等幅広い活用が広がっている。
「すららドリル」は、アダプティブなドリルと自動作問・採点機能を有するテストからなり、「すらら」の姉妹版として主に公立小中学校向けに提供している。