青山学院大学は2024年度、社会情報学部の入学前教育にて、atama plusが提供するAI教材「atama+(アタマプラス)」を導入する。
対象は「スポーツに優れた者の入学者選抜」のうち、「スポーツに優れた者方式」と「相模原キャンパスアスリート方式」の入学生。学部が指定する数学の単元をatama+で学習することで、文理融合型の学びに不可欠な基礎学力の向上を目指す。
青山学院大学の社会情報学部は、文理融合の学びを通じて現代社会で必要な考える力と実践力を養う学部。文理問わず横断的な基礎学力が求められ、入学後には数学的思考を身につけられるカリキュラムが整っている。
今回、atama+を活用することで、入学までの期間においても学習機会を提供する。atama+は、一人ひとりの理解度に合わせた個別最適なカリキュラムを作成するAI教材。特定の入試方式による24年度入学生は、約3カ月にわたって学部が指定する数学の特定単元をatama+で自律的に学習する。教科は数学で、12月末から募集開始、2024年1月〜3月にかけて実施する。
今回の導入について、社会情報学部長の宮川裕之氏は次のようにコメントしている。
社会情報学部は文理の融合を重視し、高校の教科中心の学びからの自然な移行を目指しています。総合型選抜には学部の特色を理解する上での意義があるものの、入学後の質の高い学びを実現するためには、基礎学力の確保が不可欠です。私たちは、多くの体育会系卒業生が一般就職を選ぶ現状を鑑み、スポーツに優れた者の入学者選抜による入学者にも基礎学力を確保してもらうため、atama plusの入学前教育プログラムを試行的に導入しました。これにより、学業とスポーツの両立を更に推進することを目指しています。