カタリバは、9月より石川県加賀市、10月1日より佐賀県東明館中学校・高等学校と連携し、子供たちが直接カタリバの相談員に匿名相談ができるチャット相談窓口(ブリッジ)をオープンする。この取り組みを通じて、地方都市の複数の学校でカタリバの相談員をシェアし、子供たちの悩みを早期に把握することで不安や孤独感を軽減、心の安定を図ることを目指す。なお、本事業は経済産業省「未来の教室」実証事業に採択されている。
■問題の早期発見を目指し、子供が匿名チャット相談できる窓口
この取り組みでは、子供たちに1人1台配布されているGIGA端末と私用のデバイスを活用し、カタリバの相談員が子供たちと保護者の悩み相談を受け付ける。利用する際は匿名で登録を行い、簡単な操作で相談を送ることができる。
<サービスのポイント>
- 相談員を外部で確保しオンラインでシェアできるため、人口の少ない地方都市でも相談チャットを運営できる。
- 学校の教員や保護者などに悩みを打ち明けることにハードルの高さを感じている子供たちも、匿名で、かつ対面ではなくチャットを活用して相談をすることが出来るため相談ハードルが低い。
- 悩み相談を受ける中で、何らかの支援機関への接続が必要であると判断した場合には自治体などが用意する支援機関へ接続し、早期支援を開始。
- 緊急性が高いと判断した場合については警察などの機関と連携しトラブルの未然防止を目指す。
- GIGA端末と私用のデバイスを活用するため、相談先を探す必要がなく、子供たちが普段触れている端末からアクセスできる。
認定特定非営利活動法人カタリバ