モノグサと東京学芸大学は、GIGAスクール環境下における高次な資質・能力の育成実現に向けた実践について研究する「高次な資質・能力の育成モデル開発実践研究会」を発足することを、9月14日に発表した。7校の研究校と共に、ICTツールを有効活用した公教育に広く普及可能な授業モデルを研究する。
研究会の主査は東京学芸大学准教授の登本洋子氏。参加校は次の7校。春日井市立高森台中学校▽春日井市立南城中学校▽春日井市立藤山台小学校▽杉並区立松ノ木小学校▽富山市立芝園小学校▽横浜市立鴨居中学校▽西東京市立谷戸第二小学校。
研究会のアドバイザーを務める高橋純教授(東京学芸大学)は、高次な資質能力の育成に向けて必要な「反復・習得学習」と「主体的・対話的で深い学び」は、教員とICTツールが得意領域を棲み分けて実践すべきとして、「反復・習得学習」はAIドリル等のICTツールに任せる方が向いており、「主体的・対話的で深い学び」はグループウェアのようなICTツールを活用を前提にして教員が授業設計をすべきと考えている。
同研究会では、Monoxerを「反復・習得学習」に活用し、現場の教員がそれぞれの学校現場に適した形で「主体的・対話的で深い学び」を提供することで、ICTツールの活用を通して、児童・生徒の「学習活動がどう変わるのか」と「教員の役割がどう変わるのか」について検証する。