明治学院大学は9月4日、文部科学大臣からの認可を受け、明治学院大学として初となる理系の新学部「情報数理学部」を2024年4月に開設すると発表した。数理的理解に基づいた応用力・問題解決能力を身につけ、高度ICTを利活用し、国際的なリーダーシップを持つ人材の育成を目指す。新学部は横浜キャンパスに設置。1学年の定員は80人。
同学部は文部科学省の2023年度「大学・高専機能強化支援事業(成長分野をけん引する大学・高専の機能強化に向けた基金)」の支援1に選定されている。この事業は、デジタル・グリーン等の成長分野をけん引する高度専門人材の育成に向けて、意欲ある大学や高等専門学校が成長分野への学部転換等の改革に予見可能性をもって踏み切れるよう、機動的かつ継続的な支援を行うもの。
3・4年次のコースを「数理・量子情報」「AI・データサイエンス」「情報システム・セキュリティ」に分類し、学生の志向や卒業後の進路に合わせて、どの分野を重点的に履修するかを選択可能とする。課題解決型のProject Based Learning(PBL)科目を3年次に配置し、実際の企業で行われているようなプロセスを体感できる実践的教育を提供する。
私たちがものを考え、判断を下すとき、頭の中では何が起きているのでしょうか?どんな情報がどんな方法でやりとりされているのでしょうか?人間の頭脳は常に人々の驚異と興味の対象でした。近年の情報科学の発達は、コンピュータの能力を部分的に人の思考に近いレベルまで引き上げました。近い将来、私たちの社会にはAI(人工知能)が仲間として加わってくると言われています。
明治学院大学は開学以来、設置する初めての理系学部として『情報数理学部』を選びました。ここでは数学や情報科学を使って、AIの能力や未来の可能性を探ります。また、人間にとってAIとうまく付き合うにはどうすればいいのかについて考えます。情報数理学部が扱う分野は非常に若く、しかも急速に発展しています。
若い学生の皆さんがここで身につけた知識を使い、世界の情報分野で活躍してくれることを願っています。
情報数理学部Webサイト ※随時更新予定