追手門学院大学(大阪府茨木市)はこのほど、在学生向け「OIDAIアプリ」の提供を開始した。これは、入学前から在学時、そして卒業後まで切れ目のない一元的なコンタクト機能を整備し、生涯にわたって学び続ける機会を提供していく取り組みの第一弾となるもの。
今回提供するアプリは、学生向けの全ての情報のポータル(窓口)機能を担い、時間割や大学からのお知らせの閲覧、個人のスケジュール管理、履修登録や教員とのコミュニケーションなどの学内システムとの連携機能を有しており、今後、学生の声を反映してバージョンアップを重ねながら、学生生活のハブとして展開する。
「OIDAIアプリ」では、学生からの問い合わせを受け付ける窓口もアプリ上に集約し、FAQによる自己解決を図りながら、窓口に来なくてもデジタル上で問い合わせが完結する仕組みを整備した。
同学は今年4月からオペレーション(処理業務)とコンタクト(窓口対応)を一元的に担う「O&Cセンター」を立ち上げており、アプリとも連携させながら、あらゆる手続きや業務のデジタル化を図る。
また、今回、アプリの導入とあわせて、学内のあらゆる情報を集約する統合データベースの構築もスタート。入学から卒業後までを管理し、データに基づいた意思決定や業務改善を図りながら、教育DXの取り組みをさらに加速させ、学生の学びの高度化にも繋げる考えだ。