両備システムズは、同社のデータセンター「Ryobi-IDC(リョウビ アイ・デー・シー)」からインターネット及びクラウド接続サービスを提供するプロバイダーサービスを10月から開始する。
インターネット接続のトラフィック量や接続先情報への関心など、安定したインターネット環境へのニーズが高まっている。
デジタル庁が進める自治体システム標準化に向けて、2025年から各自治体はガバメントクラウドと呼ばれるクラウドサービス(AmazonWebService〔AWS〕、GoogleCloud〔GCP〕、MicrosoftAzure〔Azure〕、OracleInfraStructure〔Oracle〕)へ対象となる業務を移行する予定だ。
今後、ガバメントクラウドをはじめとするプライベートクラウドへのダイレクト接続のニーズが高まっていくことに呼応し、閉域網を提供するサービスの開始に向けて進めている。
また、コロナ禍以降、企業のクラウドサービス利用が急激に増加し、インターネット接続を冗長化する企業が増加していること、またIPv4アドレスが枯渇しているため、IPv6アドレスの利用ニーズが今後高まることが予想されることを踏まえて、広域でのインターネット接続サービスを開始する。
◎インターネット接続サービス
IPアドレス(IPv4/IPv6)の払出しとグローバル接続性サービス。帯域保証した専用線接続サービスと共用(シェアド)サービスの2タイプ。
◎プライベートクラウド接続サービス
AWS、Azure、GCP、Oracleを対象としたプライベートクラウド(閉域)接続サービス。
※ガバメントクラウドへの接続サービスは、今後の目標としている。