Classiは8月30日、教育プラットフォーム「Classi」に搭載しているAIを活用した新機能「学習トレーニング」の利用者数が10万人を突破したと発表した。
学習トレーニングは、高等学校および中高一貫校で利用できる教育プラットフォーム「Classi」の新しい学び支援機能として今年6月にリリース。学習トレーニング内で配信されたテストやベネッセのテストの結果に応じて、生徒一人ひとりの習熟度にあわせた問題がリコメンドされるので、生徒自身が自らの得意・不得意領域を理解し、強化したい単元を選択しながら学習を進めることができる。教員の負担を軽減しながらすべての学力層にきめ細かく対応し、個別最適な学びを実現する機能だ。
「学習トレーニング」の主な特長は以下のとおり。
ベネッセコーポレーションが実施しているベネッセ総合学力テスト等の結果を連携することにより、客観的なデータを基に学習することが可能。
教員が配信したテストの結果や演習の解答状況を基に、AIが一人ひとりに合わせたおすすめ問題を提示する「先生課題配信機能」を搭載。配信テストは、履修内容に合わせた復習しやすい単元粒度と分量になっているため、授業の進度に合わせた効果的な学習を実現することができる。
AIドリル教材の多くは、自動的に選択された問題に解答することを主な学習プロセスとして提供するため、学習指導要領に明示されている学びに向かう力等の育成には限界があることが指摘されている。「学習トレーニング」では生徒が目標設定に積極的に関与し、強化したい単元を選択しながら学習を進めることができ、自己調整学習に必要な力の成長を促す。
配信されるテストや課題は自動採点され、学習履歴は教員に共有される。これにより、課題配布や採点に関わる教員の業務負担が軽減されるとともに、学習データを活かしながら日々の学習指導を行うことが可能となる。