千葉県教育委員会と放送大学は8月29日、学校教育及び生涯学習等の分野で包括的に連携し、同県における教育の充実・発展に資するため協定を締結した。
協定の主な内容は、▽学校教育の振興及び教員の資質向上に関すること▽大学の教養教育、教員養成等の充実に関すること▽等学校と大学の接続に関すること▽信制高等学校、へき地、小規模校等におけるICT活用に関すること▽学校教育上の諸課題に対応した調査研究に関すること▽生涯学習、リカレント教育の振興に関すること。
具体的には、教員採用選考合格者に放送大学のコンテンツを活用して採用前研修を実施したり、県立高校3校で放送大学のコンテンツを視聴し探究的な学びにつなげたりするほか、遠隔授業などICT活用に関する連携に取り組む。
本協定により期待される効果として、▽教員研修に放送大学のコンテンツを活用することによる、教員の指導力向上▽教員採用選考合格者への採用前研修を充実することによる、初任者の指導力向上▽通信制高校のスクーリングや県立学校の遠隔授業などによる、ICT教育の推進▽社会教育士などの資格取得を推進することによる、リカレント教育の振興――などが挙げられている。