リクルートが提供する進路情報メディア『スタディサプリ進路』は、スタディサプリ編集部の高校生エディター&公式LINE登録者を対象に“スマホとSNS”についてアンケートを実施、8月23日、その結果を公表した。それによると、高校生の5人に1人がスマホ2台持ちをしていることや、持っているSNSのアカウントが平均5.1個であることなどが明らかになった。
アンケートは6月、全国の高校生男女(「スタディサプリ進路」の高校生エディター/公式LINE登録者)589人を対象にインターネットで行われた。
現役高校生に、今持っているデバイスを聞くと、1位はスマートフォン(1台目)、2位タブレット、3位スマートフォン(2台目~)という結果に。なんと、高校生の5人に1人がスマホを2台持ちしていることが分かった。普段の連絡やSNS用とゲーム用など、用途を分けて使用しているのかもしれない。
<所有しているデバイスTOP3>
(複数回答/n=589)
デバイスを複数使う高校生ですが、SNSのアカウントはいくつ所有しているのか聞くと、平均5.1個という結果に。複数所有するのが主流のよう。趣味の繋がり用、見るだけ・情報収集専用のアカウント、学校の友達との繋がり用など、自分のさまざまな面をアカウントで使い分けて、心地よいSNSの状態を自分でうまくコントロールしていると考えられる。
また、情報発信をするSNSは1位「Instagram」で、フリーコメントを見ると、24時間で消える動画投稿の“ストーリー”機能だけを使って盛んに投稿しているという人が多く、記録というよりもその瞬間の思い出を共有して楽しんでいるようだ。
<持っているSNSアカウントの数>
(自由回答/n=589)
<情報発信をするSNS TOP3>
(複数回答/n=578)
進路選びでSNSを使う高校生は約55%、2トップはYouTubeとInstagram!
SNSの情報に求めるのは「その学校のリアル」と「モチベーションの源」
スマホでSNSを見るのはもはや高校生も大人も当たり前。そんな中で、「高校生の進路選択」にSNSがどう影響しているか。「進路選びでよく使うSNS」を聞くと、高校生の半数以上(54.7%)が進路選びにSNSを利用していました。その内訳は、YouTube(39.1%)、Instagram(35.1%)が2トップ。続いて、LINE(14.6%)、X(Twitter)(14.3%)、TikTok(9.0%)という結果に。
「YouTubeだとより本当のことを言ってそうだから。気になる大学の実情を知るために現役生や卒業生などの話を聞く」(高3女子/山形県) 、「Vlogを見たりしていい所や悪いところを見つける」(高3男子/愛知県) 、「Instagramで志望校に通う先輩のSNSを見て勉強のモチベをあげている!」(高1女子/岐阜県) 、「自分が志望している学部の方の投稿を見て、自分の進路の参考にしたり、勉強のモチベーションにしている」(高2女子/熊本県)
現役高校生にとってSNSは、物心ついたときには生活の中に身近で自然にある情報ツールの一つ。そのメディア特性を理解しながら、上手に学校からのオフィシャルな発信から得る情報と使い分けています。多角的な情報収集で「その学校のリアル」を追求し、憧れを醸成するリアルな学生の姿を「モチベーションの源」として、進路選びに繋げている様子がよく分かります。
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