千葉商科大学は、夏は涼しく冬は暖かい省エネで快適な教室を作るために、教室の二重窓化と壁面に断熱材を設置するワークショップ「InSONEtion(インソネーション)~快適な教室へDIY~」を8月30日・31日に開催する。
同学では昨年夏、学生団体SONE(※)の提案で冷暖房の使用を減らし、二酸化炭素の排出削減につなげることを目的に、卒業生が経営する工務店の支援のもと、教室に断熱改修を施すワークショップを行った。冬季に効果測定を行ったところ、断熱施工教室では、隣の教室の壁面温度よりも5.3度の上昇を確認したという。
今年度も本ワークショップを実施することで、SDGsの目標「4 質の高い教育をみんなに」「7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに」「11 住み続けられるまちづくりを」「13 気候変動に具体的な対策を」について考え、学生の省エネ意識がさらに向上するよう期待を寄せている。
※学生団体SONE(Student Organization for Natural Energy 自然エネルギー達成学生機構):学生や教職員の省エネ意識向上などを行う学生団体。2018年3月の設立以降、「学生に無理をさせない」を理念に、学内の省エネ調査や大学への提言、学生の意識を高めるためのイベントなど省エネ啓発活動を展開している。