埼玉工業大学はこのほど、 マイスター・ハイスクール事業に採択された清和学園高等学校と高大連携事業に関する協定を締結した。本協定に基づき、マイスター・ハイスクール事業におけるミッションとなる「Connected Car 最新技術」「車産業動向」「ICTを利用した地域創生手法」「最新デジタル技術」で連携していく。
清和学園高校は、埼玉県入間郡越生町に位置する自動車科・調理科・普通科の新しいスタイルの通信制高校。地元越生町およびNTT東日本と連携し、文部科学省より2023年度私立高校全国初のマイスター・ハイスクール事業(次世代地域産業人材育成刷新事業)の指定校となっている。
埼玉工業大学は、自動運転技術の研究・開発の強化にあたり、私立大学初の自動運転専門の研究組織として、学長直轄の研究センターである「自動運転技術開発センター」を 2019年4月に設立。国内トップレベルの自動運転技術の研究開発を産学官連携で推進している実績を活かし、清和学園高校自動車科のマイスター・ハイスクール事業におけるミッションとなる、「Connected Car 最新技術」「車産業動向」の連携を目指す。
また、マイスター・ハイスクール事業のミッションには、他に「ICTを利用した地域創生手法」や「最新デジタル技術」もある。埼玉工業大学は情報システム学科にAI専攻、情報社会学科にメディア文化専攻を持ち、これらの教育・研究体制を活かしてDX人材育成においても連携していく。
埼玉工業大学では、これらのミッションや越生町の地域課題解決にも、マイスター・ハイスクール事業を通じて、清和学園高校と幅広く相互に協力して行くとしている。