NIJINは、「義務教育を最高おもしろく」をコンセプトにした小中学生向けオンラインスクール「NIJINアカデミー」を9月1日に開校する。日本トップレベルの現役教師による授業を自宅から受けられる環境をつくることで、学校が合わず、学びたくても学ぶ機会を失っている子供に「学ぶ楽しさ」を提供する。
2021年文部科学省「不登校児童生徒の実態把握に関する調査報告書」によると、学校を休んでいることの不安について、小学生の64%および中学生の74%が「勉強の遅れに対する不安があった」と回答している。
同社が実施した不登校家庭へのヒアリングにおいて、不登校の子供に対して保護者が不安に思うことのトップが「学力」だった。
そういった「学力不安」に悩む不登校家庭の思いを受け、これまで教員研修と授業の質にこだわった教育事業を創りつづけてきた同社は、学校に行かなくても学校以上に質の高い授業を受けることのできるオンラインスクールの開発に着手。日本トップレベルの現役教師による授業を自宅で受けられ、全国の友達と対話的・協働的に学ぶことができる「NIJINアカデミー」を開校するに至った。
前述の文科省調査では、不登校の小学生の44%、中学生の58%が「学校を休んでいる自分が嫌で仕方なかった」と回答している。
不登校家庭へのヒアリングにおいては、「学校に行かない自分はダメな子供なんだ」「学校に行かなくなってから外出しづらくなった」「我が子が学校に行っていないことに負い目があった」という声があり、同社は、“学校に行くことが目的であり、学校に行かないことは悪であるという固定観念が子どもの豊かな学びを奪っている”と考えている。
今、全ての子供が同じ場所で同じことを同じように学ぶ必要はない、不登校の原因は人ではなく仕組みにある、として、同アカデミーは、既存学校に代わる新しい学びの選択肢を創り、子供一人ひとりが自分に合う教育方法で学べる工夫をしている。
バーチャルオフィス業界でトップシェアをもつoViceと協業し、子供同士の対話・交流が生まれやすい専用のメタバース校舎を建設。朝、子供はバーチャル校舎に登校し、授業やホーム体育、自由進度学習、面談などのコンテンツを利用することができる。
同アカデミーでは、理念に共感する協賛企業、連携自治体を「PARTNER」として募集している。「ハイブリッド型社会科見学や職業体験」「地域人材や団体と連携した不登校支援」といったプロジェクトを共に進める。
問い合わせは下記の公式サイトから。