「GIGAスクール構想」による児童・生徒1人1台端末の導入で、ICTなどさまざまなツールを駆使した授業スタイルが生まれ、学校における子供たちの学び方が大きく変わりつつある。多様な授業スタイルが可能になったことから、授業内容に応じて教室のレイアウト変更をする場面も多くなってきた。
コクヨは、今後の「個別最適な学び」と「協働的な学び」の展開に向けて、学び環境を最適にサポートする、児童生徒用スクールセット「Campus for SCHOOL(キャンパス フォー スクール) 児童生徒用可動式机・イス」を8月21日より発売する。価格は、GIGAポケットタイプ3万4,400円(税抜)ほか。
「Campus for SCHOOL 児童生徒用可動式机・イス」の特長は以下のとおり。
タブレット端末や教材を立てて使用することができるGIGAポケットにより、旧JISタイプW600㎜と同じ幅でも、机上面を広く使うことができる。また、手前がゆるやかなカーブを描くラウンド形状のため、スムーズに立ち座りができる。
レイアウト変更時に、子どもたちが机やイスをスムーズに移動できるように、脚先に「アクティブサポートキャップ」を装着している。さらに、机の重量も現行品と比較して約12%軽量化した。
「アクティブサポートキャップ」は、自動車やロボット部品で使用されている、高い滑り性能をもつ超高分子量ポリエチレン「リュブマー」を採用した、業界初の機能。机やイスを移動させる時の滑りが良くなることで、移動時の不快な引きずり音を軽減する。
子どもたちの前後左右の身体の動きを妨げず、また着座時の圧迫を極力抑える背・座面形状になっている。さらに樹脂座面は「ラウンドフィットカーブ」という3D形状の背・座面形状にすることで体圧が太ももに集中せずに全体に分散し、タブレット端末を使用するときの前傾姿勢時やノートを書く時の後傾姿勢時の快適性を向上させた。樹脂タイプは能動的な気持ちを引き出す暖色系カラー、合板タイプは落ち着きのあるナチュラルカラーを採用。
安全、簡単かつスピーディーに調節ができる新設計の「イージーアジャスト」機構を搭載。脚に備わるノブを手回しで緩め、高さ調節を行い、再度ノブを締めるという3ステップの動作でサイズ変更が可能。机・イスの高さを調節するのにかかっていた手間と時間を大幅に削減し、子どもたちの体格差や成長に合わせて最適な環境を整えることができる。