家庭教師業のオリジナル・エデュケーションは7月10日、子供の不登校に悩む母親を対象としたコーチングサービス「母親向け不登校受験30分間無料相談」の提供を開始した。不登校をマイナスに考えない、子供の個性や将来を見すえた前向きになれる指導が特徴だ。
文部科学省の調査によると、全国小中学校の不登校の子供の数が24万人を超え、過去最高の増加率を示している。それを受けたNPO法人登校拒否・不登校を考える全国ネットワークの緊急アンケートでは、不登校の子供のうち7割が「不登校になって心が安定した」と回答。一方、不登校の子供を抱える親のうち65%が「自分を責めた」54%が「自信が無くなった」と回答しており、不登校により精神的に深刻なのは、実は子供より親のほうだったことが明らかになった。
このことから現在、不登校に悩む親を支える活動が全国的に活発化している。同社代表の牧静氏のもとにも、近年不登校の子供の母親から相談が目立つようになってきているという。「自分の育て方が間違っていたのではないか?」「子供の将来が不安で眠れない」「母親が家にいなくてはならなくなり生活に支障が出てきた」「どうしても自分を責めて、もっと頑張らなきゃって考えてしまう」など。
講師歴15年これまでのべ3,000人以上の小中学生を指導しており、多数の母子関係を見てきた牧代表は、母親の不安感が子供に連鎖することが不登校の原因の一つであると結論づけ、学習指導だけでは問題解決につながらないと、自らコーチングを専門的に学んだ。
その技術を使い母親コーチングを行ったところ、母親の自信や自己肯定感が高まることで親子関係が改善し、子供の学習効果へも好影響がもたらされた。
このことから同社では、不登校の子供をかかえる母親を対象とした「母親向け不登校受験コーチング」を本格的に提供開始。開始からわずか3カ月で、体験版動画への申込みが60件。マンツーマンコーチングは20万円という高額にもかかわらず10件の成約があったという。
牧代表の母親コーチングは、通常1回60分を6回行う。そのなかで不登校の子供を学校に行かせることを問題解決とするのではなく、母親の自己肯定感を取り戻すことを優先する。これを受けた母親とその子供は、不登校を続けながら自宅学習だけで難関私立中学に見事合格。その後、自分で志望した学校ということもあり、徐々に登校できるようになっているという。
今回開始した新サービスの「母親向け不登校受験30分無料相談」では、牧代表がオンラインで30分間無料で相談にのってくれる。利用は同社Webサイトもしくは電話で申込む。
<無料相談窓口>
電話 090-3531-6458