高等学校で「地理総合」が必修化されて2年目。2025年実施の共通テストから「地理総合」「地理探求」が入試科目になる。奈良大学は、地理授業へのGIS地理情報システムの導入を支援し実習を行う、2023年度学校教員研修支援オープン講座「GIS講座」を、8月8日、9日に同学総合研究棟J棟にて開催する。事前申込制。申込締切は7月31日。
奈良大学地理学科では、夏季休暇中の教員の自主研修の充実と教材研究の支援を目的に、2016年より「GIS講 座」を開講している。講義は、地理総合の教科書に沿ってGISの導入・活用方法について実例を交えて紹介。同学の学生も補助に入り、きめ細かいサポートを行う予定だ。
前半は、高校教科書の分担執筆者でもある木村圭司教授が、地理院地図の基本的な使用方法を教え、各地の地形 の特徴を概観、さらに防災情報などを地図と重ね合わせて表示することや3Dや地形の断面図なども作成する。
後半は、酒井高正教授が、インターネット上で地域統計のデータを地図化できるサービスのいくつかを紹介し、国別から、都道府県別、市区町村別、町丁目・字等や地域メッシュまで、様々なスケールの主題図作成の体験をする。自分で用意した統計データや、各種施設をはじめとする地点データなど、地域調査に役立つ諸データから地図を作成する方法も紹介する。
日 時 8月8日(火)・9日(水)13:00〜16:10
会 場 奈良大学 総合研究棟(J棟)2F第3電算実習室J201
対 象 奈良県はじめ他の都道府県の地歴科又は社会科を担当する教員(非常勤を含む)
定 員 各日35人(先着順)
受講料 無料
内 容 地理授業へのGIS(地理情報システム)の導入例と簡単な実習
◆詳細・申込はこちらから ※申込締切7月31日