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子供が宿題にAIを活用することに肯定的な保護者が8割〜ストアカ調べ

2023年7月11日

東京都教育委員会が夏休みの宿題で「ChatGPT」の回答をそのままコピーして提出しないよう注意喚起する通知を出すなど、子供とAIの関わり方については、行政・民間を問わず手探り状態が続いている。AIの普及が拡大する中で、保護者や社会は子供達とどのように向き合っていくべきか――ストリートアカデミーは6月、高校生までの子供をもつ保護者113人を対象に「子供とAIの関わり方についての意識調査」を実施した。

調査結果によると、多くの保護者がAIの学習への活用に肯定的な意見をもつ一方で、AIが子供に与える影響に不安が存在することが明らかになった。同社ではこの結果を踏まえ、夏休み期間に「AI時代に必要なスキル」をテーマにしたキッズプログラムを実施する予定だ。

 

 

■AI技術の発展により、教育や学習方法に変化を感じている保護者が8割

AI技術の発展による教育や学習方法の変化を尋ねたところ、「変化を感じている」と回答した人が全体の8割を占めた。どのような変化か尋ねると、「習い事などもAIが先生になる場面がある」「学校の先生もAIをうまく活用しながら授業を進めている」など、教育者側の変化に関する点が多く挙がった。

 

■子供がAIを活用して宿題に取り組むことに対して8割が肯定的

 

「子供がAIを活用して宿題に取り組むことに対してどう思うか」の問いには、肯定的な意見が約8割を占めた。「AI活用には肯定的だが、部分的に取り入れるまでに留めるべき」が60%、「AI活用に肯定的で、効率的な学習や理解を促進する」が25%。

一方で、「AI活用に否定的で、自分一人の力でやり遂げるべき」は8%。肯定的な意見の背景として、AIを活用することで子供の学習効果が高まることや、AIが提供する個別化や自己学習のサポートが有益であることへの期待があると考えられる。

 

■AIが子供に与える影響について不安を感じている保護者が約8割

 

「AIが子供に与える影響についての不安感はあるか」の問いに「ある」と答えた人は全体の76%に上る。具体的にどのような点に不安を感じているかを尋ねると、最も多かったのが、「子供がAIに依存しすぎることに対する不安」(55%)、次いで「子供の創造性や自己表現を抑制するのではないかという不安」(46%)、「子供たちのプライバシーやデータセキュリティが脅かされるのではないかという不安」(39%)という結果に。

 

■保護者が子供との関わり方で注意している点は、「AIに頼りすぎずに子供自身の経験を大切にすること」

保護者が子供との関わり方で注意している点について尋ねたところ、最も注意していることは「AIに頼りすぎず、子供自身の成長や経験を大切にすること」(57.5%)。次いで、「デジタルデバイスの使用時間の管理」(54%)、「リアルな人間関係とのバランスの取り方」(53.1%)だった。

 

■AI時代に子供に身につけて欲しいと思う力、第1位は創造力

AIが普及している今だからこそ身につけてほしいスキルについて尋ねたところ、第1位は「アイデアを生み出す創造性」(28.3%) 、第2位は「自分の考えを他者にわかりやすく伝えるコミュニケーション力」(24.8%)、第3位は「自ら学び成長する力」(17.7.%)となった。

「アイデアを生み出す創造性」を選択した理由として、「答えありきではない考え方を身に着けてほしい」「人間ならではの創造性を発揮できるようにしてほしい」という理由が挙げられた。また、「自分の考えを他者にわかりやすく伝えるコミュニケーション力」を選択した理由としては、「デジタルが進化しても自分自身の気持ちを伝えるのは、自分自身でしかないと思うから」「技術が発展しても人同士のコミュニケーションは必要だから」など、AIが代替できない人間同士のコミュニケーションの重要性を指摘する声が多く挙げられた。

 

■まとめ

調査結果より、多くの保護者がAIの学習への活用に肯定的な意見をもつ一方で、AIが子供に与える影響に不安が存在することが明らかになった。

保護者の中には、AIの普及によって子供の創造性が抑制されるのではないかという懸念を抱いている反面、AIを学習効果を促進するサポートツールとして肯定的に捉えている。また、AIを活用することで、子供が新たな知識やスキルを身につける機会を広げることについての期待の声も寄せられている。

この調査結果から明らかなのは、保護者がAI時代の子育てにおいてリスクとメリットの双方を認識しているということだ。慎重にバランスを取りながら、子供の学びや成長にAIを活用する方法を模索している。また、AIが普及した今だからこそ、創造力やコミュニケーション力など、AIが代替できない考え方やスキルを子供に身につけさせたいと考えている。

 

■AIと生きるための夏季特別プログラムを開催

同社は、今回の調査結果を踏まえ、夏休み期間に「AI時代に必要なスキル」をテーマにしたキッズプログラムを実施する。

「AIと共存する」「AI時代を生き抜く」2つの切り口で展開された人気講師や企業との特別コラボレーションプログラムとなっており、子供たちの現代社会で求められる、AIを活用するスキルや、思考力や創造力を培うオリジナル講座を多数開催する。

 

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ストリートアカデミー株式会社

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