2022年4月からの成年年齢の引き下げを受け、高校の授業では金融教育が必修化されている。一社・日本金融教育支援機構は、高校生の就職とキャリア教育、採用・育成の支援を行うジンジブの協力のもと、7・8 月の夏休み期間中に高校生向けのオリジナルワークショップ「社会に出る前に知っておきたいお金のこと」をオンラインで開催する。
金融教育の8つの力のうち、中高校生がまず知っておくべき、“使う力” にスポットを当てた、全国から参加可能な、同機構独自のプログラムとなっている。期間は7月17日から8月19日まで計18回実施する。
本ワークショップは、生徒自らがお金の8つの力の一つである “使う力” をテーマに学びを深めながら、小学生に向けたFESコンテストの動画づくりをする――動画制作とお金について同時に学べる画期的なプログラム。本プログラムは、同機構の認定講師である高野具子氏が制作、FP相談ねっと代表(CFP)山中伸枝氏が監修している。
お金を使うことをベースに、おにぎりのちがいや、市場調査・商品や販売方法、そして売上を考えながら、消費や投資を通じてお金にまつわるトラブルなど幅広い視野で学ぶ。
ワークショップは、7・8 月の夏休み期間中に連日、午前と午後の同時刻で計18 回の開催を予定している。
なお、本オンラインワークショップは、国/公/私立の中学校、高等学校およびそれに準ずる教育機関等の学校現場での出張授業も可能だ。
また、同機構は、ジンジブが主催する国内最大級の高校生向け合同企業説明会「ジョブドラフトFes」でも本ワークショップの告知を実施し、高校生や学校関係者との交流を深めるという。
今回の協業により、高校生のうちからお金について考えるきっかけを創出して、高校生の金融リテラシーの向上を図ることで、お金の不安を解消する役割を果たすことや課題解決、学びの場の提供づくりに貢献したいとしている。