ママ向けQ&Aアプリ/情報サイト「ママリ」を運営しているコネヒトはこのほど、アプリ「ママリ」内のビッグデータを活用して、徳島大学大学院 社会産業理工学研究部 講師 吉田稔氏と「育児関連テキストにおける数値とテキストの関係に関する研究」を目的に共同研究を開始したと発表。
少子化、コロナ禍での出産・育児など目まぐるしく生活環境や価値観がアップデートされていく中で、毎年30万世帯もの出産を起点とした情報接点や蓄積されたビッグデータを活かし、大学や研究機関との共同研究を通じて、妊娠・出産・子育てに関する社会課題の解決を目指すとしている。
①データの独自性
出産日を起点とした、検索行動や質問/回答データを保持している。出産日とあわせ見ることで、ママが、いつ何に悩み、何を求めているのか統計的に知ることができる。
②子育て世帯の建前のない本音がわかるデータ
妊活・妊娠〜子育て中のママに特化したサービスだからこそ、家庭内で発生する日々の小さな悩みや教育、買い物、暮らしなど様々な相談に関するテキストデータを保持している。
③データ量
毎年約30万人の新規ユーザーを起点に約30万世帯の暮らしや悩みに関するデータを得ることができる。これまで蓄積されたユーザーによって月間の400万検索、130万投稿のデータ量を保持している。
世の中の様々なテキストの中には、多くの数値的表記がありますが、この数値的表記を適切に機械に意味理解させる研究には、まだ多くの発展の余地があります。機械学習による言語の意味理解のさいには、多くのデータが必要となりますが、コネヒト社様からご提供いただく膨大なテキストデータにより、テキスト中の数値的表現を適切に意味理解し、数値(子供の月齢など)に応じた話題や悩みの理解・整理など、より有用な技術の提供に繋がればと考えております。