設置の義務化が始まり需要が急増している「送迎用バスの置き去り防止を支援する安全装置」。システムトークスが販売している「置き去りキャッチ(認定番号:C-007)」は、特別支援学校からの評価が高く、随意契約が増加。同社では、国からの早期納入の要請を受け、生産量を3倍に増やしてい即納体制を強化している。
本製品は、高性能コンピュータを搭載しており、将来的にICTを活用した見守りシステムへとアップグレード可能。大阪府内の特別支援学校と連携し、この新たなシステムの実証実験を進めている。
本製品が支援学校から高く評価されているのには以下のような特長からだ。
「置き去りキャッチ」は32ビットマイクロプロセッサーを搭載し、この性能を活用してICT見守りシステムに進化させる可能性を秘める。ICタグやスマートカードと通信し、動態管理や情報交換が可能だ。
このようなシステムは世の中に多数存在するが、どれも機械操作に慣れた人や一定の身体能力がある人を前提に設計されている。「うちの子たちはそれができない」という特別支援学校のドライバーの言葉を受け、同社では、大阪府内の特別支援学校と連携して課題解決に取り組むことにした。
これらの課題解決は、支援学校の子供たちだけでなく、デジタルデバイド(情報格差)対策にも貢献でき、機械操作に不慣れな人々や高齢者への支援にも繋がる。
特別支援学校との連携を通じてこれらの課題を解決するため、今後同社は、BosaiTUBEと共同開発したIoT避難システム「SeamlessNet」や情報端末「SeamlessCard」を結び付けた、新たなICT見守りシステムの開発と実装に注力していくという。このシステムは、見守りだけでなく、災害時の情報共有や避難支援など、より広範なサポートを提供することを目指すものだ。
「置き去りキャッチ」
(内閣府、こども家庭庁 認定番号 : C-007)