ショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」は6月27日、ペアレンタルコントロールを通じて10代の若者の視聴体験をサポートする新機能を追加し、TikTokユースカウンシルを設立すると発表した。
TikTokは昨年、「おすすめ」や「フォロー中」のフィードで、見たくない単語やハッシュタグが含まれる動画をフィルタリングできるコンテンツカスタマイズ機能の提供を開始した。
その後、保護者たちからの「彼らに見てほしくないトピックを保護者がフィルタリングできるような方法をもっと増やしてほしい」といった意見を受け、今回、ペアレンタルコントロールにコンテンツカスタマイズ機能を追加。保護者が10代の若者が不快に感じるであろうコンテンツの視聴を軽減できるようサポートすることとした。
コンテンツカスタマイズ機能をペアレンタルコントロールに追加するにあたって同社は、専門家と協力し、各家族のニーズに合わせて最適な体験を提供すると同時に、オンライン上の若者の権利を尊重するというバランスをどのように取るかを検討した。そのため、デフォルトで10代の若者は保護者が追加したキーワードを閲覧することができ、この透明性がオンライン上の規律や安全性についての会話を促すことにもつながると考えているという。
保護者が追加したキーワードは、コンテンツレベルシステムの上に追加され、13歳から17歳のユーザーに、成人向けコンテンツや複雑なテーマのコンテンツが届かなくすることに役立つ。
2023年の下半期には、グローバルで展開するTikTokユースカウンシルを立ち上げることで、ユーザーの体験に耳を傾け、コミュニティにとって最も安全な体験を生み出すための改善を行っていくという。
TikTokユースカウンシルでは、若者が意見を述べるための、体系的で定期的な機会を提供する。詳細や10代の若者たちがどのように参加できるかなどについては今後発表していくという。