不登校児童生徒の社会的自立に向けた支援を行う草津市立教育研究所やまびこ教育相談室(以下 やまびこ教室)は、効率的な学習支援のため、タオが企画・開発・販売するICT学習教材「天神」を導入した。6月14日、提供元のタオが発表した。「天神」の検定教科書に準拠した点、音声やアニメーションなどでスモールステップで学習が可能な点が、学習支援の拡充を課題としたやまびこ教室で高く評価されたという。
やまびこ教室は、不登校や行き渋り、集団活動に不安を感じている等、子供に関する悩みについての相談や、不登校の子供たちの居場所として、小集団での活動や学習を行っている教育支援センター。
個人の状況に合わせ、学校で配布される問題集やワーク、GIGAスクール構想で配布されたタブレット端末での宿題をするなどの学習支援をしているが、不登校の児童生徒が自分一人で解答に行き着くことが困難であるなど、学習支援の拡充が課題となっていた。
ICT学習教材「天神」は、学校で使用されている検定教科書に準拠。音声やアニメーションでの動画授業が要点や注意点をわかりやすく解説するため、不登校の児童生徒が苦手な単元についてもスモールステップで学習を進められる点が高く評価されたという。
また「天神」には、「先取り学習・戻り学習(特許取得)」により小学1年生から中学3年生までの学年を自由に行ったり来たりして、自分のペース・理解度に合わせて学習を進められる点も採用の決め手となった。
やまびこ教室は学校、保護者、関係機関と連携しながら、不登校児童生徒の居場所として、学校復帰および社会的自立をめざし支援する場であり、児童生徒の状況に応じて、学習支援を行っています。「天神」を利用することで、苦手な単元や学習できていない単元等について、動画授業を視聴し、自分のペースで学習ができるなど、より効果的な支援ができるようになることを期待しています。スタディログで学びの積み上げを確認することで、児童生徒の自信となることを願っています。
【ICT教材「天神」の概要】
「天神」はタブレット・パソコンを利用した学習教材。以下の特長を持つ。