Skyは、1人1台端末の活用を支援するクラウド型の学習用ツール「SKYMENU Cloud」において、新機能「気づきメモ」を開発、8月にリリースする。「気づきメモ」は、子供の学びの足跡を可視化することで、子供たち自身が学びの過程や変容を自覚し、学びの質を高めることができる機能。
さまざまな活動のなかで「発見」があったときや「疑問」が浮かんだとき、また「わかった」という手応えを感じたとき、学習のなかで子供たちが感じる気づき。「気づきメモ」は、こうした子供たちの瞬間の気づきを文章や画像などでメモとして残し、蓄積する。そしてメモを自分で見返したり、友だちと共有しながら対話したりすることで学習活動を充実させることができる。
さらに、単元や授業の終末場面でメモを使って学習を振り返ることで、情報を整理しながら吟味できるので、学びの質を高めることにもつながる。
教員は、個人やグループにかかわらずすべての「気づきメモ」が閲覧できるので、子供たち1人ひとりに対し学びを深め、広げるための適切な助言ができるようになる。
文章(テキスト入力)でのメモのほか、カメラで撮影した写真や動画が挿入できる。また、画像や動画はクリップボードから貼りつけたり、任意のファイルを選択することも可能。文章以外に視覚的な要素も手軽に組み合わせてまとめられるので、情報活用能力の向上にも寄与する。
ブラウザで「SKYMENU Cloud」以外のWebページを閲覧しているときにも、ポップアップメニューで「気づきメモ」が呼び出せる(※)ので、インターネットを利用した調べ学習の最中に、ページに記載された内容で気になったことを手早く書きとめたり、画面をキャプチャして残したりできる。
(※)WindowsおよびChromebook(Microsoft Edge、Google Chrome)のみに対応。
子供たち同士で意見を出し合う場面などでは、グループ内で「気づきメモ」を共有できる。個人で書きとめたメモの中から共有したいものを選んで共有し、考えを伝えながら協働で学びを深めることができる。
ほかの子供が共有したメモに「いいね」を付与できる。例えば、子供のメモに教員が「いいね」をつけてリアクションしたり、コメントを返したりして価値づけすることで、グループや学級全体での話し合いが活性化されることが期待できる。
個人やグループの活動を通じて蓄積したメモは、簡単な操作で「発表ノート」にコピー&ペーストできる。メモを見ながら学びの足跡を振り返り、情報を整理してまとめられるので、自分自身の課題を整理したり、次の学習への見通しを持つことができる。
下記サイトでは、プロトタイプ版を用いて行った実践のレポートを見ることができる。
▶︎【実践レポート】「気づきメモ」を交流して、音楽の特徴に迫る
▶︎【実践レポート】楽曲の背景を知って、総合的に音楽を味わう