セイコーエプソンは、子供の支援やひとり親世帯に対する経済的自立の支援などを目的に「エプソン社会の幸せ支援基金」を6月12日に創設。支援対象となる団体を7月18日まで募集する。同基金では困窮世帯の子供やヤングケアラーに対する支援事業・活動を行っているNPOや、ひとり親世帯や経済的に困窮している女性への支援事業・活動を行っているNPOに対して助成金を支給する。
■子供や女性など社会的弱者の経済的自立を支援
セイコーエプソンは同社のパーパスを実現するため、SDGs達成や持続可能でこころ豊かな社会づくりに積極的に取り組み、「社会の幸せ」を創造する。こうした趣旨のもと「エプソン社会の幸せ支援基金」を創設。特に「安定的な経済付加価値の再分配」を目的とした寄付を通じ、貧困の解消、子供の支援、女性や社会的弱者の経済的自立を支援する。
■全国各地のNPOなどを支援
「エプソン社会の幸せ支援基金」はセイコーエプソンの寄付により、(公財)パブリックリソース財団内にオリジナル基金として創設。同財団とのパートナーシップのもとで全国各地のNPOなどを支援することでエプソンのパーパスを形にする。助成金を通じて、子供たちの健康や教育機会の確保と、ひとり親世帯・女性の経済的自立や貧困の解消を図り、持続可能な社会の幸せの実現を目指す。
<支援内容>
①支援対象団体
次のいずれかに該当する事業・活動を行う非営利団体(非営利法人または任意団体)を支援対象とする。
・ひとり親世帯(特にシングルマザー)や経済的に困窮している女性への支援事業・活動を行っているNPO等の非営利団体
・困窮世帯の子どもやヤングケアラーに対する支援事業・活動を行っているNPO等の非営利団体
②対象地域
エプソンが主な拠点を置いている7都道府県(北海道、青森県、秋田県、山形県、長野県、宮崎県、東京都)に所在(本部もしくは支部が存在)し、事業・活動を実施している非営利団体とする。
③助成対象となる事業例
【支援対象事業・活動の例】
・ひとり親家庭の子供への相談・心身の回復支援・学習支援
・子ども食堂やフードバンク等を通じた食糧や生活用品等の物資配付
・虐待を受けた子供への相談・心身の回復支援・学習支援
・ヤングケアラーへの相談・学習支援支援など
④助成金及び採択件数
1団体あたり30万円を上限とする。採択予定件数は18団体程度(予定)。
※審査委員会の判断等により採択件数や助成額は変動する場合がある。
⑤助成金の使途
ケア・サービスの対象者への食糧購入、事業・活動に必要な交通費や消耗品購入などの事業費、事業・活動遂行にあたってかかる、その他の経費で使途は特に限定しない。原則として人件費および備品購入費などは対象とならない。事業・活動の一部に充当することも可能。
⑥支援対象事業・活動の期間
助成決定時(2023年9月予定)から2024年3月31日までの間
※事業・活動は既に開始していても問題ないが、助成金を充当できる対象経費は助成決定時以降のものに限る。
<応募概要>
応募期間:2023年6月12日(月)~7月18日(火)17時まで
応募方法:以下のWebサイトの応募フォームに申請内容を入力。添付書類は応募フォームよりアップロードする。
問い合わせ:応募に関しての問い合わせは、同サイトの問い合せフォームで受け付けている。問い合わせは7月18日(火)12時まで受け付ける。