千葉県立市川工業高等学校はNTT東日本 千葉西支店と連携し、5月25日と6月1日の両日、「プログラミング技術」の授業を活用して同校電気科の2年生76人を対象に、ドローンを活用した特別授業を実施した。
日常の学校授業では、ドローンやプログラミングを知識としては学ぶことはあっても、実際に機材に触れ、動かし、体験するという一体的な学習機会を設けることはなかなか難しいのが現状だ。
今回、同校の卒業生がNTT東日本グループで活躍している縁から、両者が連携し、学校では学ぶことができない企業や実社会での最新のドローン活用事例、プログラミングを通じた自動飛行や追跡撮影等の体験授業を実施することで、ICT教育の実践及び地域におけるデジタル人材の育成サポートを行った。
特別授業では、生徒が社会へ出た際に、実際に触れる可能性が高く、先進的な技術を活用しているドローンを題材に、授業で学ぶプログラミング技術と最新のドローン技術の繋がりを学ぶことを主眼とした講義や実習を行った。
(1)ドローンに関する基礎講義
(2)演習/実習
市川工業高校では、今後も生徒と企業の直接的な交流が持てる技術的な授業・講習を通じて、技術のみならずエンジニアとしての心構えを学ぶことのできる機会を作っていく考えだ。また、NTT東日本も、学校と連携しながら授業等を活用した取り組みをサポートすることで、デジタル人材育成という観点でサステナブルな社会の実現に取り組むとしている。