Classiは6月より、オンラインでの不登校支援事業に対し保護者連絡サービス「tetoru(テトル)」の提供を開始した。
2021年度、全国小中学校の不登校児童生徒数は過去最高の24万4,940人。さまざまな形での不登校支援が行われている中、GIGAスクール構想による1人1台端末環境の実現により、ICT学習ツール等を活用することで学習機会の保障と居場所づくりを促進する等、オンラインによる支援に力をいれる自治体が増えている。また、不登校児童生徒の支援を効果的に行うためには保護者との円滑な連携も求められており、学校保護者間の連絡手段のデジタル化も期待されている。
tetoruは「学校(オンラインスクール)からの連絡配信機能」 「保護者からの欠席連絡機能」を基本機能として搭載した小中学校向け保護者連絡サービス。従来の電話や連絡帳などで行われていたコミュニケーションがデジタル化され、支援担当者からの連絡配信や保護者からの欠席連絡をオンラインでスムーズに行うことができるようになる。
奈良県立教育研究所(不登校支援のための奈良県ネットワーク型フレキシスクール『不登校支援ならネット』より)
「不登校生徒の支援には、当該生徒の保護者に対する支援も不可欠です。保護者連絡ツールのデジタル化は、保護者会や生徒支援に関する情報を各保護者にダイレクトに届けることを可能とし、不安や孤独感を抱く保護者に対するサポートにつながります。また各行事への出欠席に関する連絡についても、負担感の軽減が期待できます。」
【「不登校支援のための奈良県ネットワーク型フレキシスクール『不登校支援ならネット』」とは】
奈良県教育委員会と県PTA協議会が共同で運営する、オンラインを中心としたネットワーク型教育システム。不登校支援を目的に、2023年6月1日から試行的な運営を開始。学習指導に関しては、ベネッセコーポレーションが提供するタブレット学習ソフト「ミライシード」を用い、保護者連絡に関してはtetoruを活用中。