Skyはこのほど、テスト自動化ツール「SKYATT(スカイアット:Sky Automation Testing Tool)」の最新版となるVer.6をリリースした。
「SKYATT」はソフトウェアのテストを自動化するためのツール。ソフトウェアのUI上のボタンやテキストボックスなどを「画面アイテム」として登録し、アイテムに対する「アクション」を選択するだけで自動実行する操作を設定でき、高度なプログラミング知識がなくてもテストシナリオが作成できる。
専門知識をがなくても活用できる使いやすさが好評を得て、多くの企業に採用されている。今回リリースしたVer.6では、変数機能を大幅に強化するほか「Microsoft Excel」の一部自動操作にも対応。ソフトウェアのテスト自動化おいて、より幅広い場面で活用できるようになった。
◎変数機能の強化
これまで1つのデータしか保持できなかった変数が、複数保持できるようになった。また、ユーザーが任意の属性を選択して、属性値を取得することも可能に。例えば、スマートフォン上に表示されたワンタイムパスワードを属性値として取得して変数に格納。指定したテキストボックスにその値を入力するといった操作が自動化できる。なお、データはテスト作成中に確認・編集することも可能。
◎Microsoft Excel操作
Microsoft Excelに対して、起動や終了、保存、セルの読み出し・書き出しといった簡単な操作を自動化できるようになった。
◎CSVデータ読み取り
CSV形式のファイルからデータを取得して変数に格納できるようになった。例えば、Webサービスのログインにおいて、テスト実行のたびに異なるIDとパスワードを入力するといった操作が自動化できる。