熊本高等専門学校、NTTドコモ(以下ドコモ) 、NTTコミュニケーションズ(以下NTT Com)は、ユーザー指向プログラミング教育を通じた子供の成長機会創出に関する協定を6月6日に締結した。本協定に基づき3者が連携して、簡単にプログラミングを体験できるデバイスの開発や課題解決型共創イベントの実施などに取り組む。
熊本高専は、GEAR 5.0(未来技術の社会実装教育の高度化)における介護・医工分野の中核拠点校として、「持続可能な地域医療・福祉を支えるeAT-HUB構想とAT技術者育成による共生社会の実現」という事業テーマのもと、協力校6校(函館・仙台・長野・富山・徳山・新居浜)と共にさまざまな研究、取り組みを進めている。
ドコモでは、家族とともに子供の成長をはぐくむ新ブランド「comotto」を「子どもの未来を、もっと。」をコンセプトに立ち上げ、NTT Comとともに、子供の成長を後押しする体験を提供する取り組みを実施している。
本協定は、3者が相互に連携・協力し、子供たちが将来デジタル社会において活き活きと自由に力強く能力を発揮できるよう、子供の成長や自由な発想を促す各種取り組みを実施するもの。この取り組みにより、子供たちのプログラミング能力や課題解決能力などを開発すること、および活動を通じた地域社会の発展を目指していく。また、障害の有無にかかわらず、参加する子供たちが夏休みの自由研究として取り組みを発表できるインクルーシブなイベントを開催していく。
本協定における主な取り組みは以下の通り。
◎簡単にプログラミングを体験できるデバイスの開発
あらゆる子供たちがプログラミング実装を簡単に体験できるように、新規デバイスを開発する。具体的には、熊本高等専門学校が開発したKME(※1)を利用し、ボタンを押すだけでembot(※2)を動かすことが可能となるインプットデバイスを開発する。
◎課題解決型共創イベントの実施
上記のデバイスを利用し子供たちが自分で設定した課題を解決する体験ができるよう、新たな開発を行うインクルーシブなイベントを企画し、実施する。