愛媛県今治市は、市立の全中学校にリクルートが提供するオンライン学習サービス「スタディサプリ」を導入。6月1日、14校の生徒3,342人を対象にその運用を開始した。
学校向けのスタディサプリは 、 基礎知識学習から、進路選択、非認知能力の育成まで先生の業務をサポートし、児童・生徒一人ひとりの可能性を切り拓くことを目指し、 児童・生徒が利用できる 講義動画や演習などの学習機能と先生向けサポートツール「スタディサプリ for TEACHERS」を提供している。
市は昨年12月、スタディサプリによるオンライン学習を市内3校の2年生(桜井中80人、朝倉中29人、大島中35人)にモデル導入。その結果、指定された学習課題だけでなく、生徒自らスタディサプリを活用して、必要な学びを選択し学習に取り組めているといった報告があったという。
そうした結果を踏まえ市は、市内中学校の全学年を対象に本格的に運用することにした。今後、生徒個々の習熟度や環境・ 状況に応じた支援を行うことにより、生徒の学力底上げと確かな進路保障、教員の負担軽減を目指す。
【学校向け「スタディサプリ」について】
学校教育のサポートツール『スタディサプリfor TEACHERS』は、先生の “生徒一人ひとりに寄り添いたい”を ICT でサポートするツールとして、全国の高校や中学で活用されています。生徒の学習習熟度を『スタディサプリ到達度テスト』で特定し、 “苦手克服課題 ”として、生徒一人ひとりに合わせたオンライン 講義動画を配信し、“宿題 ”として、 クラス全員に特定の講義や確認テストを配信することが可能となる。