内田洋行は、認知科学の視点から、子供たちが問題を解けなかった思考過程を重視し、学びのつまずきの根本的な原因を探り、その結果を一人ひとりの子供たちの指導に役立てるためのアセスメントツール「たつじんテスト」を6月1日より、教育用コンテンツ配信サービス「EduMall(エデュモール)」にて配信開始した。
同社では、長年にわたって学校現場や特別支援教育に関する教材の開発をすすめ、2013年から慶應義塾大学環境情報学部の今井むつみ教授とともに実際の学びのなかで知見を活かせるための活動を支援してきた。
「たつじんテスト」は、つまずきの部分を具体的に理解するための解説動画や、先生がアセスメントテストを実施しやすい進め方や解答類型、集計表等をライナップし、実際の教育現場での指導場面で使用しやすいパッケージとなっている。
たつじんテストEduMall版は以下の内容で、学習のつまずきの要因である7つの原因と5つのカテゴリの中で、どの分野につまずきが生じているのかを明らかにする。
1. たつじんテスト(ことばのたつじん60問、かず・かんがえるたつじん60問)
「ことばのたつじん」と「かず・かんがえるたつじん」のテーマで全120問のアセスメントテスト問題を収載。児童生徒のつまずきの解答工程を確認する必要があるため、EduMallから紙で印刷し、配布してテストを実施する。
2. たつじんテストの全体概要から個々のテストの解説まで全10動画を収録
今井教授の紹介動画による解説を収録。テスト概念、ことばのたつじん、かず・かんがえるたつじんの各テスト解説、広島県・福山市での実施効果について説明する。
3. たつじんテスト実施要領(PDF形式)
対象学年、実施のタイミング、テスト実施時間、実施回数をまとめた実施要領を収載。
4. 採点支援ツール各種