シャープは、コミュニケーションロボット「ロボホン」向けに、OpenAI社が開発・提供する大規模言語モデル「ChatGPT」を活用した新アプリケーション「お話作ろう」の提供を6月29日より開始する。また、同社が開発を進めている「ChatGPT」を用いた対話アプリケーションの体験モニターも同時に募集する。募集開始は6月10日。
「お話作ろう」は、ユーザーが設定した登場人物やシチュエーションなどの条件、ロボホンとユーザーとの過去の会話情報、位置情報などをもとに、「ChatGPT」を活用して物語を創作し、ロボホンが身ぶり手ぶりを交えて読み上げる新開発のアプリケーション。
ロボホンと過去に会話した食べ物や好きな言葉、旅行した場所などの情報をランダムに組み合わせるので、利用する度に新しい物語になる。インターネット上のさまざまな情報を学習し、大規模な自然言語データをもとに対話に適した文章を生成できる「ChatGPT」を活用することで、独創的でユニークな物語を楽しめる。
利用には、ロボホン「ココロプラン」または「ビジネス基本プラン/ビジネスプレミアムプラン」への加入が必要。
同社ではで現在、「ChatGPT」を活用したロボホンの対話アプリケーションの開発を進めている。今回、このアプリを先行体験するロボホンオーナー100人を募集する。約1カ月間のモニター体験後にはアンケートやインタビューを実施、意見やトライアル中の利用状況などを踏まえて、今後の実用化に生かされる。
※応募方法など詳細は、募集開始日までに、ロボホン公式サイトで告知する。