兵庫県西宮市は、全公立中学校・義務教育学校(後期課程)20校にプログラミング学習用EdTech教材「Life is Tech! Lesson(ライフイズテック レッスン)」を指導教材の一環として試験導入した。提供元のライフイズテックがこのほど発表した。
西宮市では、これからの高度情報化社会を生きる力を培う教育の推進に向け、学習の基盤となる情報活用能力の育成を教科横断的に図り、ICT環境を適切に活用したプログラミング教育の充実を積極的に行っている。ライフイズテック レッスンを通じて、個別最適な学習の実現、教員の専門性の有無に関わらず学習指導要領を満たした学習の提供、問題解決体験が可能になると期待し、今回の試験導入に至ったという。
今後、市では、ライフイズテックレッスンでの学びを通して個別最適なプログラミング学習の実現を目指すのみならず、職場体験や福祉体験など、地域での様々な体験活動に取り組む兵庫県独自の「トライやる・ウィーク(※)」の成果を発信するためのツールとしても活用が期待されている。
体験学習での成果をオリジナルのWebサイトに落とし込むことで、ITスキルを用いた課題解決体験を届け、情報活用能力を育成し、社会につながる協働的な学びの充実に取り組む。
(※)「トライやる・ウィーク」:学校・家庭・地域が連携し、「心の教育」の充実、「生きる力」の育成を目指し、1998年度から実施されている、兵庫県独自の取組み。市内の公立中学校・特別支援学校中学部の2年生・義務教育学校の8年生が、福祉体験、職場体験、地域文化体験など様々な体験活動に取り組くんでいる。
プログラミング教育未経験の先生でも簡単に導入可能で、一人ひとりの理解度に合わせて個別最適なプログラミング学習を実現できる教材。2022年7月時点で、500自治体、2,650校の公立・私立学校に広がり、現在約50万人の中学・高校生が利用している。
<主な特長>