東京都中学校長会修学旅行対策委員会(事務局:公財・日本修学旅行協会)は、東京都の中学校では大田区立大森第六中学校が東北方面の修学旅行の第一陣として出発するにあたり、5月9日(火)に2023年度東京都公立中学校修学旅行連合体輸送列車(東北新幹線)出発式を東京駅丸の内地下の学生団体待合で開催した。修学旅行が安全に行われることを願って、生徒からJR東日本関係者に感謝の気持ちを込めて花束が贈られた。また、JR東日本関係者からは生徒に記念品が贈呈された。
■東北への修学旅行の第一陣にあたり出発式を開催
2023年度東京都公立中学校長会修学旅行出発式では、大田区立大森第六中学校の生徒144名が東北方面への修学旅行第一陣として出発するにあたり開催された。生徒たちは東京駅を9時40分に出発する東北新幹線「やまびこ55号」に乗車して、2泊3日の民泊を含む、岩手への修学旅行に出発した。
【東京都中学校長会修学旅行対策委員会 委員長 光山真人氏】
修学旅行出発式の開催にあたり、東京都中学校長会修学旅行対策委員会を代表して委員長の光山真人氏(東京都葛飾区立本田中学校校長)が挨拶に立ち、「みなさんが修学旅行に出発できることを本当にうれしく思います。私たちは東京都の中学生が集団で新幹線に乗車して安全に修学旅行を行えるように取り組んでいます。みなさんが無事に良い思い出を作ってくることを願っています」と語った。
【生徒代表 大田区立大森第六中学校 出石奈緒子さん】
生徒を代表して出石奈緒子さんは「私たちは1年生の時に予定されていた移動教室も中止となり、2年生の時には運動会が直前で延期となるなど、コロナウイルスにより何もかも奪われてしまいました。3年生となりコロナで縛られていた生活がようやく緩んできました。マスクも外せる状態になった今、この修学旅行を迎えられたことを本当にうれしく思います。はじめての学校での宿泊行事、はじめて仲間と過ごす夜など、はじめてのことがいっぱいです。修学旅行では友情を深めあい、岩手を満喫して楽しんでこようと思います。時間を巻き戻すことはできません。今できることを楽しみながら最高の修学旅行をつくりあげます」とコロナを乗り越えて修学旅行が行える喜びを伝えた。
【JR東日本 東京駅 副駅長 髙島剛氏】
JR東日本を代表して挨拶した東京駅の髙島剛副駅長は「今日という日を迎えられたことを本当にうれしく思います。東京駅も先日までのゴールデンウィークで多くの利用者をお迎えしました。その顔には多くの笑顔があふれていました、みなさんの顔も少し緊張しているようですが笑顔が見えます。行程評も拝見しましたが、岩手で民泊されるということで、地域の方と交流を深め、いろんなことを体験をしてきてください。明後日、元気な姿で帰ってきてください」と力強く送り出した。