千葉県印西市とみんなのコードは4月18日、「新しい情報教育に関する連携協定」を締結したと発表。協定に基づき、市は今年度、全国でプログラミング及び情報教育の普及を推進してきたみんなのコードとの連携のもと、市内の全小中学校に対するプログラミング教育を含む情報教育の充実及び発展に向けた教員研修の実施、市内の推進校との情報教育の共同研究に取り組む。
今回の連携協定により、みんなのコードが連携する自治体は、石川県加賀市、高知県須崎市、栃木県那須町に続き4自治体目となる。
千葉県印西市教育委員会 大木 弘 教育長
このたび、みんなのコード様と新しい情報教育に関する連携協定を締結できたことは、市教育委員会としても、大変、有難いことと思っています。協定の内容にあります、新しい情報教育に関する取組みを行うことは市内小中学校の情報教育にとって、これまで以上に充実と発展が図られるものであると大いに期待しています。
本市の教育においても、教育施策の基本理念として「だれもが輝き ともにはばたく いんざいの学び」と定め、学校教育では「知・徳・体の調和のとれた教育を推進し、生きる力を持ち未来を拓く子どもを育む」の基本目標を掲げ、子どもたち一人ひとりの資質・能力を一層確実に育成できるようICT環境の整備や体制づくりなど、各種の事業を展開しているところです。
NPO法人みんなのコード 利根川 裕太 代表理事
私たちは「誰もがテクノロジーを創造的に楽しむ国にする」というビジョンのもと、全国の公教育において、情報教育支援や地域でのSTEAM施設の運営を行ってきました。日本ではGIGAスクール構想の推進や2020年の学習指導要領の改訂により、情報活用能力の重要性が高まりを受け、変化が起き始めていますが、まだまだ課題は山積みです。
今回、印西市とともに未来を担う子どもたちに向けた先進的な情報教育の実施ができることを大変うれしく思います。印西市との取り組みを筆頭に今後、他の地域・自治体でも同様の取り組みを加速していき、日本国内における2030年代の情報教育の充実に繋げていきたいと考えています。