地域の物語を伝える音声ガイドアプリ「Pokke」にて、駒沢女子大学人間総合学群観光文化学類の産官学連携による地域貢献活動として、東京都稲城市の歴史・文化・地勢を紹介する音声ガイド「稲城フィールドミュージアム」がスタートした。
同学の観光文化学類で観光学を学ぶ学生が、取材、原稿執筆、収録したもの。この取り組みは、地域の観光活性化と観光人材の育成に寄与することを目指している。
「稲城フィールドミュージアム」は、まるで一つの博物館を散策するかのような稲城市の街歩き体験だ。音声ガイドを聞きながら稲城市に根差した歴史や文化の物語に触れることができる。
駒沢女子大学、稲城市、および稲城市観光協会が、地域活性化と観光人材育成を目指し、2018年6月に締結した「稲城市観光まちづくり産官学連携協定」に基づき、株式会社MEBUKUが提供する音声ガイドアプリ「Pokke」のガイドコンテンツとして、駒沢女子大学人間総合学群観光文化学類の学生8名が制作した。
稲城市内16箇所のスポットを博物館の作品に見立て、各史跡や名所を巡りながら学生による解説ナレーションを聞くことができる。利用料は無料。音声ガイドアプリ「Pokke」をダウンロードしアプリ内購入で利用する。
【解説スポット16カ所】
①いなぎ発信基地ペアテラス ②大丸用水分量樋 ③大丸城跡 ④奚疑塾跡 ⑤青渭神社 ⑥長沼城・報恩寺跡 ⑦常楽寺 ⑧妙見寺 ⑨坂浜の棚田 ⑩若葉台公園 ⑪上谷戸親水公園 ⑫高勝寺 ⑬妙覚寺 ⑭穴澤天神社 ⑮平尾の古民家 ⑯篭谷戸の森
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「稲城フィールドミュージアム」は、駒沢女子大学の学生たちが地元である稲城市の魅力を独自の視点で伝えている。学生たちが自ら調査、執筆し、録音まで手掛けることで、地域の歴史や文化、伝統を、地元の若者たちの目線で生き生きと描いている。
同市を訪れる人々にとっては、若者の視点で導かれる新鮮な観光体験が得られるとともに、地域の観光資源を歴史や文化的側面から深く掘り下げて解説されることで深い洞察と知識を得られる。
このプロジェクトによって、コロナ禍で広まった地元再発見のマイクロツーリズムに応え、地域の魅力が新たな形で伝えられるとともに、学生たちの教育にも貢献している。
【旅と学びのDXソリューション「Pokke」】
Pokkeは「旅先の物語を届ける」をコンセプトとする、旅と学びの観光DXソリューション。美術館や博物館向けの音声ガイドや街歩き型のトラベル音声ガイドを主体としたスマートフォン・WEBアプリとして展開していおり、現在、日本を含む世界20カ国60都市で500を超える音声ガイドコンテンツを提供している。
ユーザーがより体験的に地域の物語を楽しめる「デジタルスタンプラリー」や「謎解き」の機能なども備わっており、従来に無いユニークな観光ツールとなっている。また、アプリにとどまらず、WEBメディアやLINE、Twitter、Instagramで観光の体験価値を高める情報を共有し、多くのファンが集うコミュニティを形成している。
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