滋賀県彦根市はこのほど、保護者・学校間のコミュニケーション円滑化と先生の業務削減を目的に、Classが提供する小中学校向け保護者連絡サービス「tetoru(テトル)」を市内小中学校24校に整備した。
これまで先生と保護者の間で行われていた電話や連絡帳などによるコミュニケーションをデジタル化することで、学校からの連絡配信、保護者からの欠席連絡をオンラインで一元管理できるようになる。
「彦根市教育委員会のICT推進課は、2021年度に市内小中学校で保護者連絡ツールに関する調査を行いました。すべての学校でメールやアプリを導入してはいましたが、運用面に課題があり、欠席連絡は電話で行う学校も存在しました。
こうした状況を改善すべく、学校-保護者間の連絡のデジタル化を教育委員会主導で進めていくなかで、最終的にtetoruの導入を決定しています。
tetoruは統合型校務支援システム「EDUCOMマネージャーC4th」との連携が可能な点が魅力的でした。欠席情報をより効率的に管理できるようになることで、教員の業務負担が軽減することを期待しています。
学校現場からは、連絡配信が、クラスごとや学年ごと、また、部活動ごとに配信ができる点が好評です。また、中学校の部活動では、休日の欠席連絡についてtetoruを用いることで、顧問が生徒の出欠状況を簡単に管理することが可能です。
また、市内で同じツールを統一導入したことには大きなメリットを感じています。小学校から中学校にあがる際、保護者は同じツールを利用できるため、新たに習熟する必要がありません。
無料でありながら、導入に至るまで手厚くサポートいただけたため、混乱なく導入を進めることができました。今後も現場にアンケートをとりながら運用改善を進め、学校・保護者間のスムーズなコミュニケーションを促進していきたいと考えています」
tetoruは「学校からの連絡配信機能」 「保護者からの欠席連絡機能」を基本機能として搭載した小中学校向け保護者連絡サービス。2022年4月よりサービス提供を開始し、既に125自治体1000校以上で採用されている。
【特長 1】ベーシックな機能は無料で利用可能
公立の小中学校、義務教育学校、特別支援学校、公立保育園からのお申込の場合、欠席連絡などのベーシックな機能を無料で活用できるので、各校の予算が異なる場合も、自治体で一括してツールを導入いただくことが可能となる。
【特長 2】 ファイル添付送信機能を標準で搭載
ファイル添付送信機能を標準で搭載。印刷・配布業務など先生方の負担を減らしながら、視覚的な情報の共有も可能。
【特長 3】校務支援システム「C4th」とのデータ連携機能を搭載(※有料オプション)
安全な接続環境を構築することにより、統合型校務支援システム「EDUCOMマネージャーC4th」とのデータ連携を実現。これにより、先生はtetoru内で通知される保護者からの欠席連絡を校務支援システムに転記する必要がなくなり、欠席情報をより効率的に管理できる。なお、本連携は校務支援システム「C4th」の有料オプション。自治体単位での申込みが必要となる。