サカワはこのほど、同社のプロジェクター「ワイード」を活用して4年になる女子美術大学付属高等学校・中学校(東京都)の導入事例を公開した。
デジタル教科書を採用したことで、教育のオンライン化がますます進んでいる同校。主流の授業展開は、「ワイードで大きく映して、ホワイトマーカーでポイントを書く」というもの。資料ベースで解説を加え、生徒はノートに写して覚えたり、先生作成のプリントに穴埋めしたりして理解を深めている。
iPad2台を活用して授業を行う同校の近藤教諭は、「高校は発展的内容+文章量も多めなので、2画面展開がスムーズ。2画面への切り替えはリモコンだけで簡単」と話す。
また、これまでの活用期間を振り返って、「導入直後は画像を投影することのみが目立ったが、(現在は)プリントの一部を投影する、動画を投影する、生徒のプレゼンに利用するといった使い方が多くなっている。(各教員が)授業効果が高い方法を模索し、授業が『深化』してきているのではないかと思う」と述べている。
▶︎同校における導入事例レポートはこちら
「ワイード」は4:3比率の画面が左右に2つ並ぶサイズの映像を投影できるプロジェクター。
2系統の同時投影のほか、投影画面をリモコン操作で左・中央・右へとスライドできる、「デジタルスライド機能」を搭載している。
2023年4月現在、累計導入台数は5600台以上。江戸川区小中学校(全教室約400台)、中央区小中学校(全教室約300台)、愛媛県立高校(約390台)、清須市小中学校(全教室約300台)など全国各地の学校・自治体で導入実績がある。