ワンダーファイは、学校法人安田学園と連携協定を結び、安田女子中学高等学校で2021年度に新設されたSTEAMコース内の授業プログラムに2年連続参画している。同社は、本活動が高校生の学びの進化、さらには、国内におけるSTEAM教育の推進につながれば、としている。
同校「STEAMコース」の授業の1つに、企業や大学と連携し身近な社会の課題をテーマに、生徒がチームを組んでプロジェクトに取り組む「Project-Based Learning(PBL)」がある。同社は、PBLの授業プログラムに協力している。
昨年11月に開始した本授業プログラム2年目は、高校生が幼稚園の年中・年長児向けのトイ教材の企画制作に挑戦。同社が、幼児〜小学生に提供する家庭向け教育プログラム「ワンダーボックス」の開発で培った知見を一部提供し、高校生に企業の開発現場のリアリティを共有した。
3月16日に行われた最終発表。生徒たち12人が4チームに分かれ、同社で実際に教材制作を行うディレクターやエンジニアに向けてプレゼンを行った。
昨年末に実施した中間発表時のフィードバックを元に改善された企画内容や、プレゼン方法に高校生たちの努力や成長が感じられたという。
参加した生徒たちからは、「子供たちの視点に立ち、新しい商品を生み出す楽しさと難しさを知ることができた」「ただ資料を読むだけでなく、伝わる発表がどういうものか工夫することができた」「1人では気づけなかったことを、チームで発表することでたくさんの学びを得られた」などの感想が寄せられた。