日本標準は、通知表を廃止した神奈川県茅ヶ崎市立香川小学校の取り組みを紹介する書籍を3月27日に発売した。
2022年4月に共同通信から記事が配信されると、ネット上では賛否両論が沸き起こり、肯定する意見と同時に「教師が楽をしている」「競争社会なのに甘い」といった反発も多かったという。本当にそうなのだろうか?なぜ香川小学校は通知表をやめたのか?通知表はなくてもいいのか?保護者の反応は?そして、なにより子どもたちは変わったのか?――共同通信の記者が丁寧に取材を積み重ねた記録から、そして教師たちの率直な声から、これらの疑問への答えが見えてくる。
子どもたちの成長のために、その姿を保護者へ伝えるために、教師たちは「学校の当たり前」とどう格闘してきたのか、そしてこの取り組みの教育的な価値とは…教育関係者のみならず、「通知表をもらっていた」すべての人に読んでもらいたい一冊。