静岡県湖西市は2023年度、生徒・児童の安心・安全を実現し、学校と家庭がより一層連携できる環境を構築するため、市内の小中学校などに連絡サービス「sigfy(シグフィー)」(Fusic)を導入する。保護者の利便性向上と学校の負担軽減を図りながら、学校と家庭の双方向コミュニケーションをスムーズにすることで、生徒・児童にとって充実した教育環境の構築実現を目指す。
sigfyは、学校連絡を「安心」「便利」「楽」にできる、連絡サービス。主な機能として、メッセージ送信機能、欠席遅刻連絡、アンケート機能を搭載。朝の健康状況連絡など、指定日の決まった時間に保護者へアラームを通知し、保護者の連絡忘れを防ぐ繰り返しアンケート機能も備える。
多言語翻訳機能を搭載し、現在、英語、中国語(簡体/繁体)・韓国語・ポルトガル語・ネパール語・タイ語・ベトナム語・インドネシア語に対応している。
今回導入するのは、小中学校11校、幼稚園・こども園5園。同アプリで、学校・園からのメッセージ配信(自動翻訳機能付き・9言語対応)、保護者からの欠席・遅刻・早退の連絡 、アンケート機能などを活用する。
これまで紙媒体で行っていた保護者への連絡をデジタル化することで、印刷に係る職員の事務負担や欠席連絡の電話対応に係る学校・園の負担を軽減できる。保護者にとっても、土・日曜日や夜の時間帯でも、アプリから欠席や遅刻の連絡ができるほか、幼稚園・こども園から、中学校までを一貫して同じアプリを使うことができ、兄弟姉妹の情報を一元管理できるなど利便性の向上が期待される。
3月から2023年度在校生・在園児のアプリ登録を始めて、4月以降、各校・園の準備が整い次第運用を開始する。