一社・スポーツ能力発見協会(DOSA)は、大阪府および大阪体育大学との産官学連携で、子供の体力向上を目的とした学習支援システム「めっちゃMORIMORIスポーツテストシステム」を開発した。4月より府内の市町村立小学校、義務教育学校前期課程約970校で運用が開始される。
「めっちゃMORIMORIスポーツテストシステム」は、児童それぞれに合った学習の実現や、教員、学校、教育委員会がそれぞれの課題に即した教育の充実を図ることを支援するために開発をした学習支援システム。
同協会は、大阪府「ICT活用による子どもの体力向上事業(小学3・4年生スポーツテスト)に係る学習支援システム制作・運営管理委託業務」を受託。2020年度より開発・運営を行う学校体力テスト集計分析システム「DOSA SCHOOL」に、府のこれまでの取組み(コンテンツ)を有効活用できるよう組み込みつつ、小学校の体育授業に関する専門知識を豊富に有する小林博隆氏(大体大体育学部スポーツ教育学科准教授)協力もと、「個別最適な学習の支援」と「課題に応じた授業改善支援」を搭載した本学習支援システムを開発した。
「DOSA SCHOOL」は、教育委員会、学校、家庭をつなぐ学校体力テストデータの集計分析システム。
子供たちがタブレット型端末で入力した体力測定記録は、自動で教育委員会、学校内のデータとして集計/分析され、子供/保護者には瞬時に体力測定結果のフィードバックが届く。
これまで紙を中心としたアナログな体制から、IT/ICTを活用した体制をつくり教育委員会/学校での作業軽減の実現と子供/保護者への有益なフィードバックから子供たちの体力向上をサポートするサービスとなっている。