武蔵野大学(東京都)は3月15日、2024年4月に新学部「ウェルビーイング学部」を武蔵野キャンパスに開設すると発表した(設置構想中)。
日本初となる本学部では、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科前野 隆司教授を学部長に迎え、科学や技術の最先端の知見や成果も取り入れた学際的なアプローチによって、幸せ・生きがい・安心・福祉・健康・平和など、人々と世界のウェルビーイングをデザインし、創造していく人材を育成するという。
入学定員80名、2年次編入学定員10名(収容定員350名)、専任教員16名を予定している。「学士(ウェルビーイング)=Bachelor of Well-being」が取得できる。
ウェルビーイングを実践するためには、幸せ・生きがい・安心・福祉・健康・平和など、一人ひとりウェルビーイングについての社会学・心理学的知見や、新たに創造的なデザインを行うための工学的手法・デザイン学的手法を学ぶことが必要。こうした幅広い学術領域の習得に加えて、自然・地域・企業・世界でのフィールド・スタディーズから得られた体験的知見と創造的実践力を統合させることで、ウェルビーイングデザイナーを育成し、輩出するカリキュラムを構築している。
いよいよ、世界中の人々のウェルビーイング向上を創造的に担う、世界で初めての学部「ウェルビーイング学部」を立ち上げます。「ウェルビーイング」は時代の転換点をより良く生きるための重要なキーワードです。この新しい価値観を共有し、世界が抱える大きな課題に向き合おうとするチャレンジ精神あふれる学生の皆さんとともに、未来を創造していくことを心から楽しみにしています。また同時に、私たちのこのチャレンジを契機として、国内外にウェルビーイング学の潮流がこれまで以上に広がっていく未来を想像して、今からワクワクしています。
武蔵野大学「ウェルビーイング学部」の開設にあたっては、私のこれまでの経験を総動員して、ウェルビーイングの基礎を体験的に学び、実践できるカリキュラムを創り上げました。記者発表会ではこれらをご紹介しつつ、新学部のビジョンをお伝えできればと思っています。