チエルは、2023年3月に語学4技能学習システム「CaLabo MX(キャラボエムエックス)」をver.4.0にバージョンアップする。新たに「英語力自己評価」機能を追加し、学習者が設問に答えるだけで自身の英語力を9つの観点から多元的に評価できるようになる。自己評価結果に基づき個々に最適な学習目標を設定したり、先生がクラス全体の英語力の傾向を把握し、学期中の授業設計に役立てることが可能となる。
「CaLabo MX」は、語学4技能の「聞く」「話す」「読む」「書く」に特化したクラウド型の語学学習システムで、ノートPCやスマートフォンなどのモバイル端末で利用できる。主に高校、大学の英語などの授業で、聞いた言葉をそのまま話す「シャドーイング」や聞いた言葉を書き取る「ディクテーション」、「語彙テスト」など授業運営に必要な各種機能を提供している。
学習者は、下記9つの観点・83項目で構成される設問に答えるだけで、自分の英語力を可視化することができる。
<設問の9つの観点・83項目>
「英語力自己評価」を実施することで、学習者は自分の英語力のどこが強くどこが弱いのか全体像を知ることができ、学習上の指標を作ることができる。教員は、クラス全体、個人別、問題別に学習者の英語力を分析することができ、個別最適な指導が可能。学期初・学期末に実施することで、学期中に学習者の英語力がどれくらい伸びたのか把握したり、教員自身の指導の振り返りに活用できる。
結果画面では英語力を7段階のスコアで表示するほか、レーダーチャートまたは折れ線グラフで直感的に確認できる。スコアが一番高い項目は黄色で強調されるので、自分の得意な能力を簡単に把握できる。
今後は多元的な自己評価に加えて、語彙力・文法力・総合力を客観的に測定する小テストも導入する予定。2つの評価を合わせて見ることで、自己評価を裏付けたり、あるいは自己評価との差異を見て評価を捉え直したりすることができるようになる。