WIDEは3月10日、「指導者を求める部活動」と「活動場所を求める指導者」を繋ぐマッチングプラットフォーム「SUKUSUPO」をリリース。サイトにおいて、外部指導者を必要とする「部活動」と子供たちに専門的な指導をする「指導者」の登録を開始した。無料で利用できる。
文部科学省は昨年、休日部活動の地域移行を行う方針を示した。これは、休日の部活動の指導を地域の人材が担うことで、生徒たちに対してより専門的な指導を行い、先生の負担を軽減するというものだ。しかし、現状は思うように部活動の地域移行は進んでいない。
部活動の地域移行が進まない大きな要因のひとつに、部活動が外部人材を確保することが難しいことがあげられる。そこで同社は、部活動が抱える「外部人材の確保」の課題を解決するため、部活動と指導者を繋ぐマッチングプラットフォームSUKUSUPOを立ち上げた。
SUKUSUPOでは、指導者・部活動がSUKUSUPO内に、自身や自身のチームの情報を登録したマイページを作成。部活動は、コーチングを行ってほしい指導者を検索できるようになっている。指導者も部活動も、お互いにオファーを送信することができ、契約前にチャット機能や面談機能を用いて、コミュニケーションを取ることも可能。面談を通して詳細な打合せを行ったのちに、双方が正式に合意した場合に限り、コーチング契約を結ぶという流れだ。
契約前の打合せから、契約の締結、定期的な面談、円滑なチーム運営のための支援など、契約前から指導開始後までサポートが受けられる。同社の顧問弁護士が作成した契約書に基づき契約を行うため、部活動は契約書を作成する必要がなく、指導者も自身に支払われる報酬額や月間の指導回数などに納得したうえで、指導を開始することができる。マッチング後も継続してサポートを受けることができるため、指導者はコーチングに集中することができる。