日本財団ボランティアセンターは3月26日に開催する「災害ボランティア研修~入門編~」と、4月16日に開催する「ペットと一緒に被災したら?今できる備え(豪雨災害編)災害ボランティア研修 〜ケーススタディ編〜」のオンライン研修の参加者を募集している。
■災害ボランティアの活動現場で必要な知識を学ぶ
日本財団ボランティアセンターは2011年の東日本大震災の発生以来、地震や台風被害などで被災した全国各地の災害現場に1万4000人以上の災害ボランティアを派遣してきた。そうした活動現場で必要な事前知識や、また自身が被災した時に身を守るためのノウハウを紹介するセミナーを定期的に開催している。
【災害ボランティア研修~入門編~】
開催日時:3月26日(火)19:00~20:00
開催方法:Zoomによるオンライン開催
参加費:無料
募集締切:3月18日(月)17:00まで
定員:100人
申込方法:日本財団ボラセン公式サイト「ぼ活!」にて受付中
内容:
・令和6年能登半島地震における被災地の様子、現地での支援活動
・災害ボランティアへの参加の仕方
・装備と持ち物 事前の準備
・災害ボランティア当日1日の流れ
・出発前、活動中、活動後の注意点
【ペットと一緒に被災したら?今できる備え(豪雨災害編)災害ボランティア研修
〜ケーススタディ編〜】
開催日時:4月16日(火)19:00~20:00
開催方法:Zoomによるオンライン開催
参加費:無料
募集締切:4月15日(月)AM9:00まで
申込方法:日本財団ボラセン公式サイト「ぼ活!」にて受付中
内容:
・ペット防災のしくみ
・ペット同行避難の事例(多頭飼育避難)
・豪雨災害のペット支援の実際
・被災地のペット避難の実際
・今できる備え
講師:
・西村裕子氏(一般社団法人ひとtoペット代表)
・谷茂岡良佳氏(一般社団法人ひとtoペット副理事)
<日本財団ボランティアセンターの災害支援>
2011年の東日本大震災の発生以来、日本財団ボランティアセンターの前身となる日本財団学生ボランティアセンター(Gakuvo)の時代から、2021年度末までにのべ約1万2000人の学生ボランティアを宮城県を含む被災3県の各地に派遣してきた。
その後は、2016年の熊本地震、2018年の西日本豪雨など全国各地の災害現場に学生ボランティアを派遣。2022年からは学生だけではない幅広い世代のボランティアを派遣し、これまでに1万4000人以上のボランティアが活動してきた。
1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」では、1月17日から合計5回、のべ27名を石川県珠洲市に派遣。被災家屋の清掃や家財の運び出しなど、長期化する避難所生活で生活の質(QOL)を高め、震災関連死を防ぐために避難所での炊き出しや足湯の活動を行っている。
また、災害支援人材の育成として、テーマや習熟度を分けた「入門編」「ケーススタディ編」「エキスパート編」の3つの災害ボランティア研修を実施。2021年から2024年2月末までに、のべ約4000人が受講した。
2023年5月には茨城県つくば市に災害支援の拠点となる「日本財団災害ボランティアトレーニングセンター」を設立。災害復旧に必要な重機やダンプ、資機材の配備や整備を進め、より専門的な技術の講習会も実施している。
■災害の段階・局面に応じた4つのフェーズをテーマに開催
「災害ボランティア研修~ケーススタディ編〜」は、災害に関する専門家を招き、毎月テーマを変えて開催するオンライン研修となる。2024年4月からは災害の段階・局面に応じて、月ごとに「防災」「発災後」「復旧支援」「復興支援」のフェーズに分けて開催。参加者の募集は開催日の約1か月前から開始する。
日本財団ボランティアセンターの公式サイト「ぼ活!」の無料会員登録をすると、ボランティア募集や研修に関する新着情報が届くメールマガジンが受け取れる。
【公益財団法人日本財団ボランティアセンター(日本財団ボラセン)概要】
日本財団ボランティアセンターは、2010年にNPO法人日本学生ボランティアセンターとして設立。学生のボランティア活動支援をスタートさせ、2022年3月までに東日本大震災の被災地にのべ1万2000人以上の学生を派遣してきた。2022年に「公益財団法人日本財団ボランティアセンター」へと名称変更し、学生だけではない幅広い世代を対象に、ボランティアに関する事業を実施している。東京2020大会ではボランティアへの研修など育成事業に携わり、その後も2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™など、大規模イベントへのボランティア派遣やボランティア団体の支援も行っている。
所在地:〒105-0001東京都港区虎ノ門1-11-2 日本財団第二ビル4階
代表者:会長 山脇 康