中央教育審議会初等中等教育分科会が3月8日に開催され、GIGAスクール構想の下での校務の情報化に関する専門家会議による最終まとめ「GIGAスクール構想の下での校務DXについて~教職員の働きやすさと教育活動の一層の高度化を目指して~」が報告された。
最終まとめでは、現在の校務情報化の課題として以下の10点を挙げている。
これらの課題を踏まえ、次世代の校務DXの方向性を、「働き方改革」「データ連携」「レジリエンス」の3つの観点から整理。汎用のクラウドツールの積極的な活用や、データ連携基盤(ダッシュボード)構築などを実現する必要があるとした。
その上で、今後取り組むべき施策として、▽次世代の校務DXのモデルケースの創出等▽次世代の校務 DX に関わるガイドライン的文書の策定等▽「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」の改訂▽校務の情報化に向けた財政支援の在り方――などを挙げている。
文部科学省 GIGAスクール構想の下での校務の情報化の在り方に関する専門家会議